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「みどり香るまちづくり」企画コンテスト

「みどり香るまち」通信 vol.27

平成24年度 環境大臣賞受賞

香りでつながる共生社会 〜障がいのある人もない人も 花々や木々の香り空間〜

企画者:独立行政法人 国立重度知的障害者総合施設のぞみの園
企画場所:群馬県高崎市

バス停留所すぐそばにある「ふれあい香りガーデン」。 バス停留所すぐそばにある「ふれあい香りガーデン」

 群馬県高崎市にある「国立重度知的障害者総合施設のぞみの園」では、障がいのある人々の自立支援や支援者の養成などを行っており、施設利用者やその家族、実習生やボランティア、地域の人々など、さまざまな人が集まります。そこで、障がいの有無にかかわらず、人々が交流できる場として造られたのが「ふれあい香りガーデン」です。

車いすで散策する人の目線の高さにも植物があり、その香りを楽しむことができる。 車いすで散策する人の目線の高さにも植物があり、その香りを楽しむことができる

色とりどりのバラが咲き、にぎやかな夏のガーデン。 色とりどりのバラが咲き、にぎやかな夏のガーデン

 このガーデンは、のぞみの園の敷地内にある市内循環バスの停留所そばにあり、バラやキンモクセイ、ライラック、ラベンダー、ローズマリーなど、四季を通じて香りを楽しめる樹木や植物が植えられています。さまざまな人が、バスを待つ時間や散歩の時間に香りを楽しんでいます。

 車いすの人がガーデンを回ると、ちょうど手を伸ばした高さにさまざまな植物があり、触って香りを楽しむことができます。また、視覚障がいを持つ人は、目で見ることのできない四季の変化を香りで感じられる、と大変喜んでいます。

 のぞみの園のテーマは「共に生きる社会の実現を目指して」。これからも「ふれあい香りガーデン」が、誰にとっても心やすらぐ憩いの場所になっていくよう、尽力していきたいと思います。

(国立重度知的障害者総合施設のぞみの園 理事長 遠藤 浩さん)