アロマテラピー検定・資格の認定、学術調査研究の実施

「みどり香るまちづくり」企画コンテスト

「みどり香るまち」通信 vol.23

平成22年度 入賞

照葉のまちの香るロード

企画者:アイランドシティ中央公園指定管理者株式会社西鉄グリーン土木
企画場所:福岡県福岡市

公園へのエントランスとして、果物の香りが漂う「照葉のまちの香るロード」。 公園へのエントランスとして、果物の香りが漂う「照葉のまちの香るロード」

 福岡市東区の博多湾を埋め立て、新しく造られた人工島。ここではアイランドシティ中央公園を中心として、周辺に自然との共生を目指した新しい街づくりが進んでおり、この公園の南東入り口から中央へ向かう約130メートルの園路に沿って「照葉のまちの香るロード」が造られています。

柑橘系の香りを放つニオイヒバが園路に沿って植えられている。 柑橘系の香りを放つニオイヒバが園路に沿って植えられている

心和らぐ香りの提供にラベンダーも一役買っている。 心和らぐ香りの提供にラベンダーも一役買っている

 海上の人工島ということで、冬の乾燥した風、夏の日照り、そして潮風と、植栽には厳しい環境でした。そこで、この環境でも育つことのできる照葉樹のなかで、柑橘系の香りを放つニオイヒバやバナナの香りのカラタネオガタマ、蜂蜜の香りのユリノキなど「果物系」の香りが漂う樹種が植えられ「香るロード」が造られました。すでに設置されていた、バラのアーチがある園路沿いに植えられた果物の香りを放つ樹種は、ここを通り公園へと向かう人たちの楽しさや期待感を高め、公園の散策を楽しんでほしい、という願いから造られたものです。

 公園の周囲には現在もマンションの建設が進み、これからこの地区の新しい住人となる人たちも増えていきます。そんな人たちの心を和らげてくれるのが「照葉のまちの香るロード」です。

(アイランドシティ中央公園 公園管理部 稲吉康浩さん)