アロマテラピー検定・資格の認定、学術調査研究の実施

「みどり香るまちづくり」企画コンテスト

「みどり香るまち」通信 vol.19

平成22年度 におい・かおり環境協会賞

草木が香る、ここちよさの街へ~バス停を中心とする、新たなコミュニティゾーンの創造~

企画者:公益財団法人 神奈川県公園協会/特定非営利活動法人GIP(Green Infrastructure Partnership)
企画場所:神奈川県横浜市

フラワーボールを囲んでいるハーブはラベンダーとサントリナです。フラワーボールは、春はベゴニア・センパフローレンス、冬はビオラでアレンジしています。 フラワーボールを囲んでいるハーブはラベンダーとサントリナです。フラワーボールは、春はベゴニア・センパフローレンス、冬はビオラでアレンジしています

 公益財団法人 神奈川県公園協会が、NPO法人GIPとともに、“まち”を美しく潤いあるものにしようとつくり上げたのがにおい・かおり環境協会賞を受賞した県立保土ケ谷公園にある3つのバス停エリアです。公園は中央を横断するバス通りによって大きく2つの区域に分断されています。そこでバス通りそのものを新たなシンボルゾーンとして位置づけ、3カ所のバス停をもっと魅力あるものにしようと、草木が香る、ここちよい出会いや送迎の場を提供することを目指しました。

花壇内は、春から夏にかけてミヤコワスレ、バラ、アリウム・ギガンチウムが、冬から春にかけてはビオラ、ルピナス、アリッサムが彩ります。 花壇内は、春から夏にかけてミヤコワスレ、バラ、アリウム・ギガンチウムが、冬から春にかけてはビオラ、ルピナス、アリッサムが彩ります

 花見台バス停エリアは、整形式西洋花壇を活用し、アーチやフラワーボールにより高低差を活かした植栽で来園者を楽しませています。保土ケ谷野球場前バス停エリアは、管理事務所正面ということもあり、気軽に立ち寄れる小路や左右対称のクレマチスゲートによりお迎えの気持ちを表現しています。明神台バス停エリアは、ゆっくりと園内の香りも楽しんでもらえるよう、サントリナを中心に植栽し、通りゆく人たちの心を潤します。

 現在も、草花・樹木を楽しめる憩いのプロムナードづくりを地域の方との協働参加で進め、草木が香る、ここちよい環境を保ち続けています。

(県立保土ケ谷公園 副園長 片倉純子さん)