アロマテラピー検定・資格の認定、学術調査研究の実施

「みどり香るまちづくり」企画コンテスト

「みどり香るまち」通信 vol.7

平成19年度 入賞

香りただよう四季おりおりの競輪場

企画者:京都府
企画場所:京都府日向市

明るく整備された競輪場全景 明るく整備された競輪場全景

 京都駅から電車で10 分ほどの向日市。京都と大阪をつなぐ交通の要衝として発展した市です。歴史は古く、かつて長岡京がありました。

 市の中心部にある京都向日町競輪場は、1950年に開設され、間もなく60 周年を迎えます。その競輪場を、誰にでも気軽に入れるようにするため、競輪場前の広場を明るくし、場内のこども広場の木を植え替え、みどり香る公共空間をつくり出そうという企画が評価され、入賞として選ばれました。

こども広場に開花のソメイヨシノ (写真提供:3 点とも京都向日町競輪場)
こども広場に開花のソメイヨシノ (写真提供:3 点とも京都向日町競輪場)

 受賞後、平成20 年4月に植樹を行いました。 ロウバイ、カラタネオガタマ、ソメイヨシノ、ライラック、クチナシ、モッコク、キンモクセイ、ナナカマドの8種類を各7本、合計56 本を植えました。

 植樹から1年経過し、樹木は順調に成長し、4 月初旬、こども広場に植えたソメイヨシノが開花しました。

 京都府自転車競技事務所次長の中西宏行さんは、 次のようにおっしゃられています。「京都向日町競輪場は、走路内にはテニスコートや陸上競技施設を整備して、本場開催のない日には、毎日のように地域の皆さまにご利用いただいています。また、近隣農家の協力を得て、場内で朝市を開催したり、地元向日市の市民まつり会場として利用いただくなど、地域に開かれた競輪場を目指しているところです。これからも、競輪ファンだけでなく、女性や子どもたちを含めた、多くの地域の皆さまに足を運んでもらい、四季おりおりの香りただよう木々を楽しんでいただきたいと思っています。」

 サクラの開花に続き、クチナシ、キンモクセイの開花も待ち遠しいそうです。

 向日市には、休耕田を利用した「ひまわり畑」、木もれ日や香りを楽しむ「癒しの散策路」として親しまれている「竹の径」などもあります。一度、歩いてみてはいかがでしょう。(事務局)

アクセス

京都向日町競輪場:JR 京都線向日町駅徒歩20 分。