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スイートアーモンドオイルのメラニン生成抑制作用

キャリアオイルとして使用されることの多いスイートアーモンドオイル。今回は、これを肌に塗布することで、メラニン生成を抑制する働きが認められた実験をご紹介します。
スイートアーモンドオイルを4週間継続して肌に塗布すると、メラニン量の減少が認められ、その作用は4週間で使用をやめた後も2週間後まで継続することがわかりました。並行して行われた実験で、スイートアーモンドオイルが、メラニン生成を促す酵素(チロシナーゼ)の働きを阻害する作用があることも確認されました。
これらの実験結果から、スイートアーモンドオイルは、肌に塗布した場合、チロシナーゼ活性を阻害して、メラニン生成を抑制していることが推測されます。

ヒトの肌のメラニン量の測定結果

ヒトの肌のメラニン量の測定結果

スイートアーモンドオイルと比較対照としてユズシードオイルを1日1回、4週間塗布。
4週間塗布後にメラニン量が減少し、その作用は6週後まで持続しました。

チロシナーゼ活性の測定結果

メラニンの生成過程

メラニンの生成過程

メラニン色素を産出する細胞であるメラノサイトでは、メラニンのもととなるチロシンに、チロシナーゼという酵素が作用すると、ドーパという化合物に変化。さらにチロシナーゼがドーパに働きかけると次第に黒色化し、メラニンに変化する。

チロシナーゼ活性の測定結果

ドーパにチロシナーゼを加え、ドーパキノンに変化する度合いを計測しました。
チロシナーゼのみ、比較対照として白色ワセリン、スイートアーモンドオイルを加えた場合を比較すると、スイートアーモンドオイルを加えることでチロシナーゼの活性抑制がみられました。

原著論文「キャリアオイルとしてのユズシードオイルの放香特性および美白作用.沢村正義、熊谷千津、馬場正樹、岡田嘉仁、吉金優、浅野公人、東谷望史、塚田弘行.アロマテラピー学雑誌、Vol.13, 14-20, 2013」