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アロマの研究・調査

健康|Health

片頭痛の発作回数が芳香浴で減少

片頭痛の推定患者数は840万人といわれ、特に成熟期の女性に多いとされています。片頭痛は、こめかみに拍動性の痛みが4時間~3日間ほど持続し、ひどくなると嘔吐したり、動けなくなることもあります。そのような頭痛が月1~2回から週2回程度起きるため、日常生活に支障をきたすこともあります。多くの人が悩む片頭痛への、芳香浴による作用を調べた研究データをご紹介します。

実験方法

対象 アロマテラピー(芳香浴)導入群22例と、比較として導入しない群22例を対象としました
方法 以下の3種類の精油から、被験者に好きな香りを1種類選択してもらい、1カ月、毎日定時(夜間)に10分間、芳香浴器を顔の正面30cmのところに置いて、香りを嗅いでもらいました
使用した精油 グレープフルーツ8例、オレンジ・スイート8例、イランイラン6例(導入群22例に用いた精油の内訳)
精油の滴数 グレープフルーツ、オレンジ・スイートの場合:3滴
イランイランの場合:1滴
3種類の精油の選択理由 片頭痛患者が心地よいと感じる香りを事前に予備実験で調査し、上位の精油の中から選定しました

実験結果(頭痛発作回数の変化)

実験結果(頭痛発作回数の変化)

アロマテラピー(芳香浴)を導入した群では、導入前後を比較すると、導入しない群と比べて頭痛発作回数が有意に減少しました。

原著論文「片頭痛患者におけるアロマテラピーの効果.岩波久威、辰元宗人、福島明子、平田幸一.アロマテラピー学雑誌、Vol.15, No.1, 63-67, 2015」