アロマテラピー検定・資格の認定、学術調査研究の実施

「みどり香るまちづくり」企画コンテスト

「みどり香るまち」通信 vol.34

平成24年度 入賞(震災復興特別賞)

かおりが結ぶ“椿”交流ガーデン

企画者:NPO法人椿の島21世紀プロジェクト/緑の真珠気仙沼大島エコツーリズム推進協議会/NPO法人水と緑の環境ネットワークの会/仙台ゾウ・プロジェクト/こばか隊/Winning Edge
企画場所:宮城県気仙沼市

 平成16年より宮城県気仙沼市の大島では、椿油を地元の特産品として地域を活性化しようと、荒廃農地に群生するヤブツバキを中心とした「椿の杜」の整備が進められてきました。しかし、東日本大震災で津波の被害を受け、島の主要産業である漁業、農業は大きな痛手を受けました。島の復興のために、この「椿の杜」内に、椿を筆頭にさまざまなハーブ類を植え、住民だけでなく大島にいらした方々が交流を深められる場になるよう、 ”椿”交流ガーデンを設置し、新しい元気のある島の姿をつくっていこうと企画したのが始まりです。

椿の見ごろの時季には椿マラソンも行われる。 椿の見ごろの時季には椿マラソンも行われる。

 全国の椿愛好家の方々が復興を支援してくださり、椿の苗木が600種ほど集まりました。その苗木を大切に育て、震災の翌年には全国から多くのボランティアの方々にお集りいただく中、植樹式が行われました。現在もそのご縁でつながりができたボランティアの方たちが、椿の花が見ごろの4月、草刈作業が行われる5~8月、油の収穫作業が行われる10~11月に応援に来てくださっています。

宮城県ウオーキング協会の協力もあり、植樹式ではウオーキングイベントも開催。約380人のボランティアの方が参加しました。 宮城県ウオーキング協会の協力もあり、植樹式ではウオーキングイベントも開催。約380人のボランティアの方が参加しました。

 今後も、この交流ガーデンで採れた椿油を島の産業のひとつとして成長させ、住民だけでなく、訪れた方たちが交流のできる場として発展させていきたいと考えています

(椿屋食品代表 小野寺 栄喜さん)