アロマテラピー検定・資格の認定、学術調査研究の実施

アロマの研究・調査

健康|Health

炎症の原因物質TARCに精油が与える影響

慢性的な炎症性皮膚病であるアトピー性皮膚炎は、世界中で子どもの約15~20%、成人の1~3%が罹患しているといわれています。今回は、アトピー性皮膚炎の炎症を引き起こす物質TARCに精油が与える影響を調べ、抗炎症作用のメカニズムを探った研究をご紹介します。

実験方法

精油46種類
対照精油なし
方法46種類の精油について、ヒト皮膚角化細胞のTARC産生阻害作用があるかを検証

実験結果

●有意にTARC産生阻害を示したのは、ジャーマンカモミール、セージ、タイムホワイト、パチュリ、ブラックペッパー、ベチバー、ローマンカモミールの7種類でした。

●特に顕著なTARC産生阻害を示したのはジャーマンカモミール、パチュリでした。

これにより、アトピー性皮膚炎患者のQOL向上に、いくつかの精油が寄与する可能性があることが示唆されました。

論文  田中千智,他 (2021) 皮膚恒常性維持に寄与する精油の選抜,および,パチュリの遺伝子発現への影響検証と細胞内への送達の試み. アロマテラピー学雑誌 22(2):24-36.