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精油が酸化ストレスを抑制し角質細胞を保護する可能性

1年を通して降り注ぐ紫外線。肌がさらされ続けると、皮膚の老化現象が引き起こされシミやシワの原因にも。今回は精油が角質細胞に与える影響についてご紹介します。

実験方法

精油下記の39種類
対照精油なし
方法39種類の精油の細胞保護作用について、ヒト角質細胞由来のHaCaT細胞を用いて調べた結果、9種類に回復が見られた。その9種類(グラフ参照)に過酸化水素※1を添加し、24時間後の細胞生存率を測定した。

※1 過酸化水素:活性酸素の一種

主な抽出部位精油
イランイラン、クラリセージ、ジャーマンカモミール、ジャスミン(アブソリュート)、ネロリ、ラベンダー、ローズ(アブソリュート)、ローズオットー、ローマンカモミール
クロモジ、コウヤマキ、サイプレス、シソ、スイートマージョラム、ゼラニウム、ティートリー、パチュリ、ハッカ、ペパーミント、メリッサ、モミ、ユーカリ、レモングラス、ローズマリー
果皮グレープフルーツ、スイートオレンジ、ベルガモット、ユズ、レモン
木部クスノキ、サンダルウッド、スギ、ヒノキ
樹脂フランキンセンス、ベンゾイン、ミルラ
果実ジュニパーベリー、ブラックペッパー
ベチバー

紫外線による酸化ストレスの仕組み

実験結果

活性酸素によりダメージが発生した状態に、精油を加えたときの回復率

※2 過酸化水素300μMを添加した状態 ※3 濃度:10ppm(0.001%)

スイートマージョラム、フランキンセンス、ラベンダー、ローズ(アブソリュート)で、特に高い回復がみられました。これにより、以上4種類の精油は酸化ストレスを抑制し角質細胞を保護する可能性が示唆されました。

論文  小林奈保子,他(2021) 酸化ストレスによる皮膚障害を抑制する精油の探索と機能解析. アロマテラピー学雑誌 22(1) :1-9.