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月桃精油が肌の老化を抑制する可能性

気温の変化、摩擦などの刺激や紫外線、埃…… 。肌はさまざまなダメージを受けています。気温も湿度も低下する冬は、肌にとっても過酷な季節。そこで今回は、2種類の月桃精油の肌への作用をご紹介します。

実験方法

精油タイリン月桃※1、島月桃※2
対照オレアノール酸※3
方法タイリン月桃と島月桃の2種類の葉から得られた精油を使用して、コラゲナーゼとエラスターゼの阻害をインビトロ※4で実験。

※1 タイリン月桃:長い茎を持つ背の高いショウガ科の植物
※2 島月桃:生い茂る背の低いショウガ科の植物
※3 オレアノール酸:皮膚コンディショニング剤として化粧品に用いられる有機酸
※4 インビトロ(in vitro):試験管や培養器などの中で、ヒトや動物の組織を用いて反応を観察する実験

【コラゲナーゼ阻害】
コラゲナーゼとはコラーゲン(肌のハリ・弾力を保つ成分)を切断する分解酵素。コラゲナーゼ活性を阻害することで、コラーゲンの分解を抑えると考えられます。

【エラスターゼ阻害】
エラスターゼとはエラスチン(コラーゲンを支える弾力繊維)を特異的に分解する加水分解酵素。エラスターゼ活性を阻害することで、エラスチンの分解を抑え、肌のハリを保つとともに皮膚の老化(しわ・たるみ)の兆候を引き起こす原因を防ぐと考えられます。

実験結果

タイリン月桃精油と島月桃精油はコラゲナーゼとエラスターゼの活性を阻害しました。特にタイリン月桃精油はコラゲナーゼ活性において、すでに効果が報告されているオレアノール酸よりも低い濃度で阻害作⽤を⽰しました。

論文 Tu PTB, Tawata S(2015) Anti-Oxidant, Anti-Aging, and Anti-Melanogenic Properties of the Essential Oils from Two Varieties of Alpinia zerumbet. Molecules 20(9):16723-16740.