2021.8.12

後悔しない人生のために
いまできることを全力で。

プロフィール

梅林太朗さん

東京

  • レスリング選手、会社員
  • アロマテラピー検定2級

3歳からレスリングを始め、現在も会社員として企業に所属しながらアスリートの新しい生き方や社会との関わり方を構築中。自身の体調管理のため、またアスリートの視点からビジネスパーソンへのアロマ活用を推進するため、22歳の時にアロマテラピー検定2級を取得。

パリ2024を
ひとつのゴールに決めて

姉が通っていた幼稚園にレスリングの体験教室があって、そこで遊んでいるうちに、気づいたら試合に出ていました。4歳のとき初めて全国大会で優勝し、それから勝つことが楽しくなって。でも、レスリングは「続ける」ことが難しいスポーツのひとつなんです。小学生くらいになるとみんな野球やサッカーに夢中になるし、レスリングができる環境も絞られてきます。正直「やめたい」と思ったこともありますが、そういう時は必ず「いまやめたら後悔する」という気持ちが沸き上がってきました。東京大会(2021年)では日本代表を決める試合に怪我で出場できず、その時「引退」という選択も考えましたが、「まだやりきっていない」という自分がいて。将来後悔しないように、パリ大会(2024年)までは全力疾走しようと思っています。

アスリートの「勝負どき」を
支えてくれる、アロマテラピー

最後まで勝敗が分からない、というのがレスリングの面白さだと思います。1ラウンド3分を2セット、合計6分で試合が行われ点数の多い方が勝ちですが、相手をマットに完全に押さえつけてしまう(フォール)と、そこで試合終了。10点差ついてしまうと負けですが、9-0で負けていても、残り数秒でフォールを決めて一発逆転もあり得るスポーツなんです。最後の最後まで、1秒たりとも気が抜けません。

極限の集中力が求められるからこそ、試合の前日はしっかりと睡眠を取ることが必須です。「試合前日に緊張して眠れない」という経験を持つアスリートも多いかと思いますが、自分は海外遠征先のホテルへもアロマディフューザーを持参して、リラックスできる環境を作ります。そうすると自然と眠りに落ちることができ、翌朝スッキリと目覚められます。

また、試合の後は疲れを明日に残さないためにアロマでリフレッシュします。精油入りの入浴剤でゆっくりとお風呂に浸かり、心と身体をほぐしていきます。すべてのアスリートにとって、オンとオフの切り替えはとても大切なことだと思います。自分の場合は、リラックスしたいときにはベルガモット、リフレッシュしたいときにはローズマリーの精油を使うことが多いですね。

生涯、スポーツと関わるために
アロマテラピー資格を取得

アスリートとして体調管理にアロマを活用したいという目的の他に、アロマテラピー検定の資格を取得した理由はもうひとつあります。社会人として競技を続けるためには企業や地域の支援が必要ですが、ただお金を出してもらうだけでは、勝てなくなったらそこで終わりです。引退後、スーツを着て慣れない仕事をして、メンタルを壊す先輩アスリートも見てきました。自分は、あくまでも自分の限界までレスリングを続けたいし、引退後もスポーツを通して社会に貢献したい。そのために何が出来るかを考え、生涯に渡って自分の価値を最大限活かせる働き方ができる、現在の会社を選びました。

会社の本業は不動産業ですが、自分はアスリートの目線で社員の健康管理を担っています。また、有望なアスリートと企業をつなぐ人材マッチングのような新規ビジネスを立ち上げ、会社に新しい価値を生み出そうと考えています。そうしたポジションを築く上で付加価値を与えてくれると思ったのが、アロマテラピーの資格でした。働き方も多様になり、社員の健康を管理することが難しくなっている時代ですが、パフォーマンスを最大化するために心身を整えることは、アスリートであってもビジネスパーソンであっても重要です。自分はアスリートの経験から社員のパフォーマンスを向上させるプロフェッショナルでありたいと思い、その挑戦を支えてくれるのがアロマテラピーの資格です。さらに知識を磨いて、スポーツとアロマで相乗効果を出していければと思っています。

※記事はすべて取材当時の情報です。

プロフィール

梅林太朗さん

東京

  • レスリング選手、会社員
  • アロマテラピー検定2級

3歳からレスリングを始め、現在も会社員として企業に所属しながらアスリートの新しい生き方や社会との関わり方を構築中。自身の体調管理のため、またアスリートの視点からビジネスパーソンへのアロマ活用を推進するため、22歳の時にアロマテラピー検定2級を取得。

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