2014.5.28

精油の知識を活かして、
息子用のクリームを手作り。

プロフィール

吉井菜穂子さん

東京

  • アロマセラピスト

35歳でアロマテラピーアドバイザー、36歳でアロマテラピーインストラクター、37歳でアロマセラピスト取得。

五感を活かす生理心理学から、
アロマテラピーへ

息子のアトピーに悩み、不安やストレスを感じたことがきっかけで心理学を学び始め、その中でも「五感を活かす」生理心理学に惹かれるうちにアロマテラピーと出合いました。嗅覚を刺激することで日常の生活に潤いを与えたり、子どもがいても安心して活用できたりするところにアロマテラピーの可能性を感じ、勉強を始めたらすっかり夢中になってしまって。アロマテラピー検定からアロマテラピーインストラクター、アロマセラピストまで一気に資格を取得しました。今ではアロマテラピーが私の生活の一部になっています。

学んだ知識が、家族の体調管理にも
役立っています

アロマテラピーインストラクターの資格取得のために通っていたスクールでは、スプレーやジェルといったクラフト作りの実習があり、それが想像以上に楽しかったんです。肌の弱い息子に市販の虫よけスプレーなどは使えなくて困っていましたが、勉強したおかげで基材や成分を自分で選べるようになり、いろいろなものを手作りできるのがとても嬉しくて。それで、トリートメントもやってみたいと思うようになり、アロマセラピストに挑戦することにしました。
子育てをしながらの勉強は本当に大変でしたが、解剖生理学などを通じて副交感神経、皮膚の構造などを学んでいくうちに、自然療法ってすごい、と改めて思うようになりました。あのとき学んだ知識が、家族の体調管理にとても役立っています。

肌に触れるという経験がもたらす変化

実は、もともと人の身体に触れることに苦手意識がありました。トリートメントの実技でも、不安な気持ちのまま触るので相手にそれが伝わってしまうんです。それでもどうしてもアロマセラピストになりたくて、何度も練習を重ねるうちに、いつの間にか緊張しなくなりました。この経験のおかげで、周囲の人との距離の取り方も変わったと思います。息子へのスキンシップも自然になりましたし、友人が困っているときには励ましの言葉だけでなくてポンと肩をたたくなど、自ずと手が動くようになりました。
また、どちらかというと頭で考えてしまうタイプだったのですが、アロマテラピーを学ぶ中で、香りを直感で選ぶことや自分の好き嫌いを知ることを覚え、感性を大切にできるようになったんです。勉強を通じて、内面が大きく変化したと感じています。

働く人のストレスマネジメントに、
アロマを役立てたい

今は、花粉症の時期にユーカリやペパーミントを使ったルームスプレーを作ったり、息子用に保湿クリームを手作りしたりと、自宅でアロマテラピーを楽しむことが多いのですが、これからはトリートメントをもっとやってみたいです。特に、働く人のストレスマネジメントにアロマを役立てたいので、昼休みのオフィスに出張アロマテラピートリートメントなんてどうかな、と考えているところです。

※記事はすべて取材当時の情報です。

プロフィール

吉井菜穂子さん

東京

  • アロマセラピスト

35歳でアロマテラピーアドバイザー、36歳でアロマテラピーインストラクター、37歳でアロマセラピスト取得。

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