13歳でモデルの仕事をはじめてから、プロのモデルとしてどうあるべきかということについて、ずいぶん考えてきました。以前はエステや運動で体重を落としたり、無理なダイエットで身体を壊したこともあります。ブラジル生まれのせいか楽観的な性格に思われがちですが、意外と細かくて中途半端なことが嫌いなタイプ。なんでもやりすぎちゃうところがあるんですよね。そのくせ好奇心が強くて、面白そうなことはとりあえず試して、調べて…とやっているうちに、忙しすぎて病気になったことも。そんな失敗を繰り返しながら、パーソナルトレーニングを受けたり、さまざまな資格を取得したりして知識や経験を積むうちに気付いたことは、“自分をケアすること”の大切さでした。いま、やっと居心地のいい場所にたどり着けたかなと思っています。無理せず、自分らしくいられる場所。アロマテラピーは、この居心地のいい環境をつくってくれる大事なアイテムなんです。

アロマテラピーを学ぶことは、自分の身体を知ることにつながりました。女性ホルモンを整えたり、ストレスをためないことなど、運動や食事だけではない美しさへのアプローチを知り、そこに植物の力が作用するメカニズムは「なるほど」と思うことばかりで、気づいたらアロマテラピーを学ぶことに夢中になっていました。小さい頃からブラジルと日本を行き来して育ったので、実は漢字を読むのが苦手で、テキストで勉強するのはすごく大変でしたが、本当に興味のあることって苦にならないんですね。大人になってもこんなに夢中になれるものに出合えて、ラッキーだなと思っています。また、私は仕事や遊びでも海外へよく行くのですが、アロマの勉強を始めてからは旅先でハーブガーデンを訪れたり、精油を蒸留しているアトリエなどを見学させてもらったり、旅の楽しみ方も広がりました。

ブラジルでは、女の子はお姫様のように育てられて、「私が一番美しい」という意識の強い女性が多いです。逆に、日本の女性は外見に自信がなかったり、自己評価が厳しい人が多いように感じます。誰でも、周囲にどう見られているかは気になりますよね。でも、他人の目を気にするよりも「自分のここが好き」というところを見つけて磨いてあげる方が、ケアの時間が楽しくなるし、ポジティブにきれいになれると思うんです。そのためには、まず自分を知ること。私は、今日はどんな気分だったか、誰と会って何を食べたか、体重は、肌の調子は…などを記録するようにしています。読み返すと、「この日は体重が増えてるけど、どうしてだろう」とか、「友達と楽しく過ごした翌日は調子よかったんだな」など、身体が何に影響を受けてどう変化するか、生活習慣や考え方のクセまで分かるようになりました。そうすると、「次はこうしよう」というヒントになるし、観察を続けることで、自分の身体を愛おしく思えるようになりますよ。

私にとってアロマは、自分の弱い部分をサポートしてくれるお守りみたいな存在なんです。疲れたり、考えに煮詰まって気分転換にシャワーを浴びるときも、ペパーミントの精油を1滴床にたらすだけでぱっと清涼感が広がり、頭も心も芯からスッキリします。また、友人から悩み相談を受けると、以前はすべて真正面から受け止めて一緒に辛くなってしまうことが多かったのですが、最近は「ちょっとこの香り嗅いでみて」とか、「とりあえずこのお茶飲んでみようよ」など、アロマやハーブに頼ることがあります。そうやって一歩引いて香りに身を任せてみると、冷静さを取り戻すきっかけを与えてくれたりするんです。物理的にも精神的にも、余裕がないときほど頭を緩めてひと呼吸。何もかも自分でコントロールしようとせず、アロマの力をうまく利用することを知ってから、毎日がすごく楽になったし、これからも頑張れるって思えます。

AEAJ 公益社団法人 日本アロマ環境協会

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