10代でモデルの仕事を始めたとき、ヘアメイクさんから初めてアロマのことを教えてもらいました。メイクルームに入ると精油が香らせてあったり、「いい香り」と思った化粧水やオイルについて聞いてみると、精油が入っていたり。また、肌荒れしたときにティートリーを使ったケアについても教えてもらい、その時はティートリーが精油だということも知らなかったのですが、見様見真似で試してみたら赤味が消えて。アロマを愛用しているヘアメイクさんは結構いらっしゃって、長丁場の撮影のときなど、何となくスタジオの空気が滞っているときにアロマスプレーでシュッシュッと香らせてもらうと、一気にリフレッシュできたりして……「アロマって何なんだろう」って思っていました。

それからしばらくして、仕事でアロマに関するレクチャーを受ける機会があったんです。基本的な精油の知識を学んで、手づくりのハンドクリームやバームを作ったんですが、そのときいろいろな香りを嗅ぎ比べたり、精油の持つさまざまな作用について教わりました。いままで何となく身近にあったアロマに関して、漠然と「どうしてなんだろう」と思っていたことが、「なるほどな」という理解につながって、そこからもっと知りたくなりアロマテラピー検定の勉強を始めました。天然の精油に含まれている成分が身体に影響しているメカニズムが分かると、精油の選び方が変わったり、好きな香りの傾向などを植物の種類や成分の共通点から分析するようになって、すごく面白くなりましたね。

仕事柄、朝早いことも多いのですが、眠気が取れないときはマスクにユーカリやミントなどを付けておくと、移動中にシャキッと目覚められるんですよ。肌の調子が悪いときは、ためた水にフランキンセンスを垂らして洗顔に使ったりすると、調子がいいような気がします。また、ラベンダーは常備していて、ちょっとしたやけどや、肌のトラブルの応急処置に使っています。効能とは関係なく、ネロリやベルガモットなどお気に入りの香りのブレンドアロマを持ち歩いて、オーディションのときや、大きなお仕事の前に嗅いだりすることもあります。モデルの仕事は、独りでポンと現場に入って毎回違うスタッフさんと一緒に仕事をすることが多いので、アウェイな状況でも落ち着いていられるように、好きな香りを身の回りに置いておくんです。

4、5年前、定期的に中国へ行ってロケバスであちこち回るなど、ハードなスケジュールで仕事をする機会がありました。慣れない場所ということもありましたが、現地スタッフの方と日本人スタッフの間でコミュニケーションの行き違いなどもあって、撮影がなかなかうまく進まなかったり、肉体的にも精神的にも大変な現場で。そのときも、日本人スタッフの方がアロマトリートメントオイルを持ってきていて、疲れ切ってロケバスに戻ってくるたびにみんなオイルをもらって、「はあー」となっていました(笑)。あのアロマトリートメントオイルがなかったら乗り切れていなかったんじゃないかなって、今でも思います。これからもアロマを上手に取り入れて、モデルとして活躍していきたいと思っています。

※個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません。

AEAJ 公益社団法人 日本アロマ環境協会

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