STORY01

出産後、運動不足の解消にと地元のスポーツセンターに通いました。友人同士などで来る女性が多い中、毎日のようにひとりで黙々とマシーンに向かっていたのが目立ったのでしょうか、職員の方に声を掛けられ、クラスをお手伝いするようになったんです。そこで教えている先生方とも仲良くなり、気づいたら自分もスポーツインストラクターに。昔、陸上をやっていたので身体を動かすことは好きでしたが、まさか自分が教える立場になるなんて夢にも思っていませんでした。 私のクラスは“気軽に無理なく”運動を続けることが目的で、基本的なストレッチがメインです。そのためレッスンがマンネリ化してしまうなあと思っていたところ、先輩から「アロマを焚いてみたら」と教えていただきました。試してみたら生徒さんたちからも好評で、年に何度かアロマを焚く日を設けるようになりました。

STORY02

その後、別のスポーツセンターから「アロマとストレッチを組み合わせたクラスをやってほしい」という依頼を受けました。それまでは身体を動かしながら時々香りを楽しむ程度で、アロマの知識はありませんでしたが、このクラスを持たせていただくにあたり「勉強しなければ」と思い、アロマテラピーアドバイザーの資格を取得。しかしクラスをはじめると、レッスンを受ける皆さんの方が詳しく、「これではいけない」と独学※でアロマテラピーインストラクターの勉強をしました。家庭、仕事と勉強との両立は大変で、最初の資格取得試験では失敗。中途半端ではだめだと思い、スクールに通ってもう一度挑戦することにしました。はじめは試験のために通い始めたスクールでしたが、ひとりで学んでいたときには気づかなかった視点を発見したり、仕事にアロマを取り入れる意義を考え直す機会を得たり……一緒に学ぶ仲間の大切さを実感しました。お互いの目標や未来を語り合う仲間がいたことで大変な時期も乗り越えることができ、無事に合格できたのだと思います。

※現在はアロマテラピーインストラクター試験の独学受験はできません。
2013年度に資格の質の向上を目的に制度改正を行い、AEAJ認定スクールで所定のカリキュラムを履修することが必須となりました。

STORY03

“アロマとストレッチ”のクラスには、リハビリのため病院から勧められた方や、「運動は苦手」とおっしゃる方もいらっしゃいます。ある日、女性特有の痛みを抱えている方に、「この香り、どう?」とゼラニウムの精油を目の前で香らせたら、「わあ?いい香り」と彼女の表情がパッと明るくなったんです。そうした場面に出くわすたびに「香りってすごいな」と思います。私自身も香りにずいぶん助けられました。レッスンのある日でも「今日は気乗りしないな」と思うことがあって、これから皆さんに元気をあげなきゃいけないのに……と、沈んだ気持ちのまま電車を降りた時、身につけていたアロマペンダントからラベンダーがふわっと香って。その瞬間、ストンと身体の力が抜けると同時に視界が開け、内側からやる気が湧いてきたんです。以来アロマに支えられて、笑顔で皆さんの前に立つことができています。

STORY04

“アロマとストレッチ”のクラスでは自分の時間を大切にしていただきたいので、意識が内面へ集中するように部屋を暗くして行います。悩みや心配事を抱えた生徒さんが、「昔の記憶がすーっとよみがえってきて、幸せな気持ちを思い出しました」と後でポロポロ涙を流されたこともありました。他のクラスで教えるときよりも皆さんリラックスしているなと感じます。また、持病のある方は気をつけなければならない精油もあるので、安全に、安心して参加していただくためにも資格を取ってよかったなと日々感じています。
このクラスをはじめて5年経ちますが、アロマで皆さんの表情が変わっていくのを見るのが本当にうれしいです。昔は、私自身「何もできません」と誰かの後ろに隠れてばかりいましたが、アロマと出合ってから、少しずつ自分に自信が持てるようになりました。落ち込むことがあっても「アロマに助けてもらうからだいじょうぶ」と思うと気持ちが軽くなり、いつも前向きでいられるようになった気がしています。

AEAJ 公益社団法人 日本アロマ環境協会

PAGE TOP