アロマテラピー検定・資格の認定、学術調査研究の実施

イベントレポート

2017/05/24

第59回ボランティア勉強会(東京)開催レポート

「災害復興におけるアロマボランティア」

 

日時:2017年5月20日(土) 13:00~16:00

場所:AEAJ事務局 会議室

参加者数:24名

 

今回のボランティア勉強会は「災害復興におけるアロマボランティア」と題し、AEAJ復興支援プロジェクトの説明と、2名の活動事例紹介、アロマハンドトリートメント実習の内容で開催しました。

 

活動事例紹介①

演者:湯蓋典子さん(AEAJ認定アロマセラピスト)

宮城県在住で自身も東日本大震災の被災者でありながら、地域のボランティア活動を続けてきた湯蓋さん。活動を通して得た経験と工夫した点、配慮すべき点をお話しいただきました。また現在、宮城県内では、仮設住宅は少なくなってきており、街としての復興計画は目に見えるようになってきたものの、ひとりひとりに目を向けると復興にはまだまだ遠く、いまなおボランティアが求められているとのことです。そうしたハード面からソフト面へのボランティアに移ってから、互いにいたわり、寄り添うことのできるアロマテラピーが力を発揮するのだと改めて実感したとのこと。これからもアロマボランティアは必要不可欠と感じていますと話されました。

 

活動事例紹介②

演者:千葉ひろみさん(AEAJ認定アロマハンドセラピスト)

被災地でのアロマボランティア活動を長く続けている千葉さん。被災地に出向いてボランティアを行うための方法とそのために必要なことをお話しいただきました。大きな災害があると災害ボランティアセンターが開設されるので、そこのホームページでボランティア情報を得ることができます。しかしながら災害直後はアロマボランティアの募集はないため、最初は屋内外の片付けなど生活支援のボランティアから行い、少しずつアロマボランティアができるようになっていくことが多いそうです。また被災地でのアロマボランティアは難しいことのように思えるけれども、基本的な内容は、普段のボランティア活動や、家族や友人に行うアロマの活動を同じ。日ごろから相手への思いやりの心を持ち、自己満足にならないよう意識して活動することの大切さをお話しいただきました。

 

ハンドトリートメント実習

準備から実施までの被災地ならではのポイントと注意点を説明し、相モデルでハンドトリートメントの実習を行いました。参加者のみなさんは、真剣かつ楽しく手技やコミュニケーションのコツを学び、会場は熱気に包まれました。