アロマテラピー検定 公式テキスト1級
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53第2章 精油(エッセンシャルオイル)のプロフィールローズオットー植物名ダマスクローズ和 名バラ学 名Rosa damascena科 名バラ科種類低木産地の例ブルガリア、トルコ抽出部位花精油製造法水蒸気蒸留法成分の一例シトロネロール、ゲラニオール、フェニルエチルアルコール、ネロール、ダマスコン(特徴成分) 中東原産の高さ2mに育つ耐寒性の落葉性低木で、芳香のある二重の花を咲かせます。古くから香料原料として利用され、現在ではブルガリア産のダマスクローズから、もっとも多くのローズオットー精油が製造されます。 イブン・シーナーは、バラの花を蒸留して得た芳香蒸留水を治療に用いました。精油はバラの開花直前、芳香成分が揮発する前にひと花ずつ採取して製造されます。 ローズオットー精油は薄い茶色をしており、低温で固まる性質をもっています。ぬくもりを感じさせる甘美な香りは、心を陶酔させ、多幸感を与えます。ストレスによる心と身体の緊張を和らげ、穏やかに強壮します。 たくさんの花からわずかな量しかとれない貴重な精油です。Rose Ottoローズオットー精油を入れたトリートメントオイルを作って、顔や身体に塗ります。ローズウォーターで水分を与えたあとに塗ると効果的です。使い方スキンケアにティッシュペーパーなどにローズオットー精油をつけて、吸入法をします。または洗面器などに熱めの湯をはり、ローズオットー精油を入れて立ち上る蒸気を吸入してもよいでしょう。気分を高めたいときに

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