アロマテラピー検定 公式テキスト1級
6/14

第2章 精油(エッセンシャルオイル)のプロフィール52ローズアブソリュート植物名キャベジローズ、ダマスクローズ和 名セイヨウバラ、バラ学 名Rosa centifolia(右写真のもの)Rosa damascena科 名バラ科種類低木産地の例フランス、モロッコ、トルコ、ブルガリア抽出部位花精油製造法揮発性有機溶剤抽出法成分の一例フェニルエチルアルコール、シトロネロール、ゲラニオール、ネロール、ローズオキサイド(特徴成分)、ダマセノン(特徴成分)Rose Absolute芳香拡散器を使って、室内にローズアブソリュートの香りを拡散させます。使い方ぜいたくな気分になりたいときに名刺や手紙にローズアブソリュートで香りづけをすれば、香りを贈るとともに渡した人の印象も深くなるでしょう。心を伝えたいときに ヨーロッパ原産の灰緑色の葉とトゲのある茎をもつ耐寒性の落葉小低木で、大輪の花は淡いピンク色をしており花びらが多いのが特徴です。植物名のキャベジローズは姿がキャベツを思わせることからきています。 以前は冷浸法(アンフルラージュ)で製造されていましたが、現在では揮発性有機溶剤抽出法で製造されます。バラの開花直前、芳香成分が揮発する前にひと花ずつ採取して製造され、得られたものは「アブソリュート」と呼ばれます。ローズオットー精油に比べ、やや濃厚な香りで優れた持続性があります。 ローズアブソリュートは主に精神的な領域で多く利用されます。精神を明るく高揚させ、感情が抑えられないときや落ち込んでいるときに、心を安定させ自信と安らぎを与えてくれます。 たくさんの花からわずかな量しかとれない貴重な精油です。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です