アーバンリサーチのバイヤーは現在私を含めて4名で、アパレル担当2名、アクセサリーや靴などの服飾雑貨担当が1名、私はコスメと生活雑貨を担当しています。お客さまのライフスタイルを360度引き立てる存在として、「ここに来たら好きな服がある。自分に合うコスメや雑貨が見つかる」と思っていただけるような商品の仕入れや商品開発を手掛けています。コスメでは、ここ最近はオーガニック素材や自然の植物が持つ複雑な香りが求められる傾向が強く、8割ほどはナチュラルな成分になってきており、トレンドの移り変わりを日々感じています。

私の出身地高知は、本当に自然豊かな田舎なのですが、大学入学と同時に大阪に出て急に環境が変わったせいか、体調を崩してしまったことがありました。そこで、もっと自分自身と向き合う時間を持とうと思い、たまたま参加したのがアロマテラピーのワークショップだったんです。精油のひとつひとつの作用に「なるほど、なるほど」と納得しながら香りを嗅いで「気持ちいい!」と、身体がよろこんでいるのを感じました。その後アーバンリサーチに就職し、精油関連の商品も取り扱うようになったのを機に「もう少しアロマを極めてみよう」と思い、検定を受けました。いまは名刺に「アロマテラピーアドバイザー」と入っていることで、コスメや雑貨もトレンドを追うだけでなく、きちんとした知識に基づいてセレクトしているんだな、と取引先からも大きな信頼をいただけている気がします。

新しいものに出合えたり、アイデアを形にしたり、たくさんの人に会って話す機会の多いバイヤーという仕事に、とても魅力を感じています。出店した地域の方々に長く愛されるよう、店舗主導のイベントを企画することもあり、今年の夏は、漢方の資格をお持ちだという取引先の方を京都店にお招きし、仕入れでお世話になっている金沢のハーブ園さんのハーブを使って「夏こそ“冷え”取り」というテーマでワークショップを開きました。また、アーバンリサーチで取り扱っているヨガウエアをレンタルして、「ハッピーアロマヨガ」というテーマで、アロマを香らせながらヨガをしていただくイベントを行なったこともあります。今後はアパレルとしての強みを活かし、コスメやアロマとお洋服を自然に体感いただけるようなイベントも、積極的に行っていきたいと考えています。

育休から復帰して1年半で、時短勤務ということもあり時間に追われる毎日ですが、2014年に立ち上がった「JAPAN MADE PROJECT」のバイヤーも担当しています。地方の特産品や地元のアーティストが手掛けた作品を扱ったり、地域の資源を活かした商品開発でローカルコミュニティの活性化につなげるというこのプロジェクトを通じて、都会では出合えない珍しい自然の素材や香りを発見したりします。そんなときは、「この香りとあの香りをブレンドしたら……」というアイデアが浮かび、アロマブレンドデザイナーにも挑戦してみたいな、と思っています。仕事もプライベートも、やりたいこと、出来ていないことだらけでときどき混乱することもありますが、そんなときはお気に入りの森の香りのスプレーをシュッと吹きかけてひと休み。自分の居場所を再確認させてくれるアロマで、これからも頑張れそう!と思っています。

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AEAJ 公益社団法人 日本アロマ環境協会

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