社会人になったばかりのころ、胃が痛くなったり気分が悪くなったり、よく体調不良を起こしていたんです。病院で診察してもらっても特に悪いところはなく、「ストレスでしょう」ということだったんですが、そのときにアロマでセルフトリートメントをしたらすごく癒されて。もともと健康やストレス緩和に興味がありアロマについても知ってはいたので、身をもって体感したことで「もっとちゃんと知りたい」と思い、アロマテラピー検定を受けました。いざ勉強を始めると、「そうだったんだ!」という発見がたくさんあって、より学びを深めたくなりアロマスクールに通い始めました。講義では、生活のさまざまな場面でアロマが活かせると気づかされたり、身体の不調と心のつながりなど、これまで漠然と「知りたい」と思っていたことがクリアになっていくような爽快感がありました。

平日は仕事をしながら、土日はスクールで一日中アロマテラピーを勉強するというハードな生活が続きましたが、会社以外の人や世界とつながり新しいことを学ぶのは本当に楽しくて。子どものころ父親の肩を揉んでよろこばれたり、身体のツボを調べて友だちに試したりするのが好きだったので、学び始めた当初から「アロマセラピストの資格を取りたい!」と思っていました。当時は自由な時間もあり、勉強するタイミングとしてもよかったんですね。今は、娘と一緒にアロマを楽しんだり、出産した友人へ「お疲れさま」という気持ちでアロマトリートメントを行ったりします。産後一カ月くらいは外出もできないので、「気分転換になる」とすごくよろこばれるんですよ。そんなときは、「あのとき頑張って資格を取っておいてよかったな」としみじみ思います。

娘は4歳になりますが、香りの好みが出てきました。レモンやオレンジなど小さな子どもに馴染みがある香りよりも、「ゼラニウムが好き」と言われたときはびっくりしました。実は、私が妊娠中や出産のとき、ゼラニウムの精油をずっと嗅いでいたんです。もしかしてお腹のなかで感じてたのかな……なんて、ちょっと不思議に思ったり。ユーカリやローズマリーの精油を混ぜて床掃除のスプレーをつくったり、バスソルトにラベンダー精油を垂らしたり、いまではアロマでいろんなことが一緒にできるようになりました。夜寝る前には、娘が私の香りと主人の香りを選んで、ティッシュにたらして枕の上に置いてくれたりするんですよ。子どもは半分遊んでいるのだと思いますが、こうやって少しずつ自然の香りに親しんで、生活のなかに取り入れることを覚えてくれたらうれしいですね。

アロマテラピーを学んで、ストレスが減るというよりは、コントロールできるようになりましたね。子育ては楽しい反面、大変なことも多いんです。子どものエネルギーに合わせて肉体的に疲れるということもありますし、保育園が終わってからは、どうしても子ども優先で生活のリズムが流れます。家事を済ませたくても「これ見て!」「抱っこして!」と、その都度中断されて、自分のペースで物事を進められないことがストレスになったり。そんなときは、ホットタオルに精油を1滴垂らして5分くらい顔に当てます。そうするだけで、トゲトゲした気分がちょっと和らぎ、自分を取り戻せるんですよ。アロマは、とにかく手軽に、一瞬で気分を変えてくれます。香りに助けられるたびに、「すごいな」と思いますね。いまは毎日の生活で手一杯ですが、もう少し子どもの手が離れたら、アロマの魅力を伝えていけるようなサロンを開きたいと思っています。

「アロマの資格」について知りたい方はこちら


AEAJ 公益社団法人 日本アロマ環境協会

PAGE TOP