2015.6.18

知識を持つことで、
「自分で選ぶ力」を身に付ける。

プロフィール

石松利佳子さん

東京

  • 料理研究家
  • アロマテラピーインストラクター

28歳でアロマテラピーアドバイザー取得、31歳でアロマテラピーインストラクター取得。39歳の時にマクロビオティック料理教室をオープン。

身体に取り入れるものに
もっと敏感になるべきだと学んで

20年ほど前、当時はまだめずらしかったアロマテラピーのスクールが自宅の近くにあり、セミナーを受けたのがきっかけで「身体に取り入れるものや肌に直接触れるものについて、もっと敏感になるべきだ」ということを学びました。私たちの身体は食べたものから出来ているという当たり前の事実にも気づかされ、食への関心も広がりました。以前は身体の不調に悩まされてばかりいましたが、食を見直すとともに、アロマテラピーで心と身体のバランスをとる生活をするうち、今では周りの人もびっくりするくらいの健康体になりました。

無理なく続けられる健康法を

「誰でも、気軽に続けられる」をコンセプトに、マクロビオティック料理を中心とした健康や美容に関するサロンを開いています。マクロビオティックというと「あれは食べてはだめ、これは使ってはいけない」など、禁止事項が多いイメージを持たれるかもしれませんが、私の場合、外食もお酒も楽しみますし、料理の材料も手軽に揃えられるものを使うようにしています。ただ、外食をした翌日はマクロビオティックでリセットするように心がけたり、調味料は無添加で自然なものを選ぶようにしています。出来る範囲で気を配って「無理なく続ける」ことが重要なのです。これまでさまざまな健康法(マクロビオティック、中医学、スーパーフードの活用法など)を学び、サロンの活動に活かしてきましたが、はじめにアロマテラピーのホリスティックなアプローチ※に触れたおかげで、それぞれの要素をバランスよく取り入れながら全体の調和を取っていくという考え方をベースに持つことができたかなと思っています。

「セルフケア」が共有のキーワード

これまで学んできた知識や経験がつながり合い、活動の幅が広がっています。サロンに通ってくださる生徒さんの紹介で海外でレッスンをすることになったり、オーガニックスイーツの開発に関わらせていただいたり。いつもお世話になっているヨガの先生とは健康に対する考え方に共通する点が多く、「ヨガとアロマテラピー」でコラボイベントを企画中です。ヨガも、アロマテラピーも、その他の学びも同様ですが、身体のどの部分を整えたいのか、何が問題なのかということときちんと向き合い、身体の声に耳を傾けるセルフケアが共通のキーワードだと思っています。

「選ぶ力」を身につける
お手伝いができれば

日々のセルフケアを行うためには、自分自身の「見る眼」や「選ぶ力」が必要です。世の中は健康に関する情報で溢れています。例えば、最近ココナッツオイルが注目されていますが、スーパーに行くと何種類もあって迷ってしまいます。そんな時、「ダイエットしたいのであれば、中鎖脂肪酸を多く含む有機エキストラバージンのものを買う」など基本の知識があれば、自分に必要なものが何か分かりますよね。サロンでは、そういった情報に加えて、身体の機能が排出に向かう春はダイエットに向いていますよとか、グレープフルーツのアロマは食欲のコントロールに役立ちますよ、などのアドバイスをしています。生徒さん自身が「自分で選ぶ力」を身につけて、無理なくセルフケアが出来るようになるお手伝いができれば、と思っています。

※アロマテラピーのホリスティックなアプローチ…身体に起こるトラブルを、部分的ではなく、心理面や体質を含めた全身的、全人格的なものとしてとらえ、アプローチすること。

※記事はすべて取材当時の情報です。

プロフィール

石松利佳子さん

東京

  • 料理研究家
  • アロマテラピーインストラクター

28歳でアロマテラピーアドバイザー取得、31歳でアロマテラピーインストラクター取得。39歳の時にマクロビオティック料理教室をオープン。

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