アロマテラピーにまつわる素朴なギモンについて、
AEAJ認定アロマテラピーインストラクターがお答えします!
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アロマテラピーは、植物から抽出した香り成分「精油(エッセンシャルオイル)」を使って心身のすこやかなバランスを整えていく自然療法。植物の香りには、心や身体へやさしく働きかけるチカラがあります。花の香り、果実の香り、森林の香りなど、それぞれ個性のある香りがベストコンディションを保つサポートをしてくれますよ。
精油は花や葉などを水蒸気で蒸す、果実の皮を絞るなどの方法で植物から抽出した香り成分のこと。5mlや10ml単位でアロマテラピーショップで販売されています。植物の香り成分が凝縮された貴重なエッセンスなんですよ。
香りを嗅ぐと、鼻の奥にある嗅細胞が、香りの情報を脳へ信号で送ります。脳の中には、喜怒哀楽など感情に深くかかわる大脳辺縁系、記憶にかかわる海馬、そして自律神経やホルモン、免疫の働きを調整する視床下部があり、ここに香りの情報が届いて働きかけることで、心身に影響を与えます。
欧米のスポーツシーンでは盛んに取り入れられているアロマテラピー。
スポーツを楽しんだり、良い記録を出したりするためには、肉体的なトレーニングはもちろん、メンタルのコンディショニングも重要です。その点において、アロマテラピーはとても有効です。実はプロスポーツの世界でもアロマテラピーを活用している選手はどんどん増えているんですよ。
スポーツジムでも、プログラムや更衣室などにアロマテラピーを取り入れているところが多いですよね。より快適に、楽しく運動をするために、アロマテラピーをぜひ活用してみてくださいね。
アロマテラピーに使用できるのは100%植物から抽出された精油だけ。
植物のチカラが心や身体に働きかけるため、合成香料を使用したものではアロマテラピーの効果は期待できません。「アロマオイル」などの名前で販売されている合成香料もあるのでご注意を。
選ぶ時の基準のひとつとして、表示がしっかりとされているかをチェックするのもおすすめです。
詳しくはAEAJ表示基準適合精油認定制度をご覧ください。
まずはアロマテラピーショップで、いろいろな香りのサンプルを嗅いでみましょう。精油の成分は脳の感情を司る部分に直接働きかけるため、まずは自分が心地よいと感じる香りであることが大切です。
その次にそれがリフレッシュ系か、リラックス系か、など精油の特性を理解することで、本当に自分の求める香りが分かってきます。自分に合った精油選びができるようになるため、まずはアロマテラピー検定を受けてみるのもおすすめですよ。
それぞれの競技や場面によって異なりますが、特に足の疲れをとるためフットトリートメントをする場合、足裏にトリートメントオイルがつくと滑りやすくなります。浅めの靴下を履いてトリートメントすると、そういった心配がなくおすすめですよ。
また、汗をかいたあとのお肌は敏感なため、精油の原液がお肌についたり目に入ったりすると大変危険です。気をつけてくださいね。
まずは自分に合った精油選びができるように「アロマテラピー検定」で基礎を学ぶのがおすすめです。その後さらにプロフェッショナルな資格として、アロマテラピーアドバイザー、アロマテラピーインストラクター、アロマセラピストという資格があります。
「もっと人に広めたい」「アロマテラピーの仕事がしたい」「今の仕事にアロマを活かしたい」などさまざまな思いで資格を取得されています。詳しくはAEAJ公式サイトで紹介しています。