アロマテラピー検定・資格の認定、学術調査研究の実施

「みどり香るまちづくり」企画コンテスト

「みどり香るまち」通信 vol.39

平成25年度 日本植木協会賞

照南湖ビオパーク

企画者:特定非営利活動法人 土湯温泉観光まちづくり協議会/土湯温泉観光協会
企画場所:福島県福島市

 福島市土湯温泉町にある照南湖 は、昭和40年代初期まで県営のスケート場としてにぎわっていた場所でした。ところが温暖化の影響もあって、湖が氷結しにくくなり、長年ひっそりと放置されることに。そうした里山の湖に再び注目が集まるようになったのは約10年前。野生種の睡蓮が確認されたことを機に、白や黄色、ピンクなどおよそ400株もの睡蓮を植え足しました。湖ではトンボなど多くの昆虫も観察できることから、“照南湖ビオパーク”と命名。平成25年度の「みどり香るまちづくり」企画コンテストでは、日本植木協会賞を受賞しました。

青空と睡蓮が美しい夏の照南湖。開花時期には多くの人が訪れる。 青空と睡蓮が美しい夏の照南湖。開花時期には多くの人が訪れる。

 受賞記念に贈呈された桜や山茶花などの木々を福島市長や地元の小学生、お年寄りとともに植樹。その木々が1周約400mの湖に新たな彩りと香りを与えてくれています。4月から7月にかけては、周辺の山々にもさまざまな種類の花が咲くことから、「花と温泉のんびりスタンプラリー」を開催。地域全体の活性化にもつながっています。地域の宝でもあるこの里山湖を後世に残していけるよう、地域住民との連携を図りながら大切に守っていきたいと思っています。

(「土湯温泉観光まちづくり協議会」池田和也さん)

モネの絵を連想させる睡蓮の群生。 植樹には地元の子どもたちも参加。
モネの絵を連想させる睡蓮の群生。 植樹には地元の子どもたちも参加。