アロマテラピー検定・資格の認定、学術調査研究の実施

「みどり香るまちづくり」企画コンテスト

「みどり香るまち」通信 vol.35

平成24年度 入賞

香り豊かな花と緑のコミュニティ空間
〜須坂駅から笑顔を届けます!〜

企画者:長野県須坂園芸高等学校(平成24年度当時の旧名)/長野電鉄株式会社
企画場所:長野県須坂市

 長野県須坂市の須坂駅前にあるショッピングセンター前広場は、自然豊かな須坂市の入り口としてふさわしい安らぎのある場として、市民や観光客に親しまれています。以前のショッピングセンター前広場は、樹木こそ植わっていたものの、うっそうとしており、ベンチが置いてあっても、座る人はほとんどいない状況でした。

年に一度の植え替え作業の様子。植えているのはマリーゴールド。 年に一度の植え替え作業の様子。植えているのはマリーゴールド。

 長野電鉄株式会社から、市民が使いやすい公園に整備をするにあたり、造園科のあるわが校にデザインから施工までお願いしたいという話があり、当時の3年生を中心にデザインを始めました。通常、学校では、校内の庭園を使って造園技術を磨いていますが、実際に市民の皆さんに利用してもらう公園のデザイン、施工ができたことは、生徒たちにとってかけがえのない経験となったようです。受賞したときは、生徒たちは自分たちで庭を造り上げた達成感とともに、地域のために貢献できた喜びにあふれていました。

完成したショッピングセンター前広場の様子。カツラ、ニオイヒバ、バラ、クチナシ、ロウバイが植えられている。 完成した広場の前で、長野電鉄の社員の皆さんと生徒たち。
完成したショッピングセンター前広場の様子。
カツラ、ニオイヒバ、バラ、クチナシ、
ロウバイが植えられている。
完成した広場の前で、
長野電鉄の社員の皆さんと生徒たち。

 その後、年に1回、長野電鉄の社員の方と共同で花壇の草取りや剪定、植え替えを行っています。植え替えは6月の上旬に1年間そのままにしていた花壇を掘り起こし、ペチュニアやマリーゴールドなどの新しい夏用の花を植えています。広場は以前に比べて明るくなり、訪れる人が増えました。これからも地域の皆さんの憩いの場づくりに協力していきたいと思います。

(長野県須坂創成高等学校 塩島淳志先生)