アロマテラピー検定・資格の認定、学術調査研究の実施

イベント・セミナー NEWS

2017/01/27

地区イベント アロマセミナー(2016後半) レポート

名古屋・広島・沖縄・鹿児島のセミナーレポートをお送りします。

■名古屋会場

2016年10月29日(土)会場:デザインホール
参加者数:205名 /ハンドトリートメント協力スタッフ数:12名

 後半最初の会場は、名古屋会場です。セミナー1では、医師としてアロマやハーブを患者さんへのセルフケアとして取り入れている橋口玲子先生に、「女性のライフステージにそった心身両面のセルフケア」と題しご講演いただきました。年代(ステージ)ごとに変化する女性ホルモン。その影響を受け心身にも様々な不調が現れます。特に真面目でいつもきちんとした方ほど頑張りすぎてしまい心身の不調が出やすいそうです。日常生活の中では意識的に「ホッとする」時間を設けることが重要で、そんな時にアロマやハーブは大いに役立ちます。セミナーでは女性ホルモンの変動によって生じる不調に対する具体的なセルフケア方法や、ロコモティブ症候群を予防するトレーニング方法などもご紹介。女性だけではなく男性にも役立つ知識がつまったセミナーでした。
  
橋口玲子 先生

<参加者の声>

  • ・これから更年期を迎えるので不安でしたが、気持ちが楽になりました。
  • ・セルフケアと医療の境目を分かりやすくお話しいただけたのでとても参考になりました。
  • ・最適なハーブ・精油が分かったので今後に活用できそうです。

 

■広島会場

2016年11月5日(土)会場:広島健康福祉センター
参加者数:102名 /ハンドトリートメント協力スタッフ数:4名


 イベント当日は広島東洋カープの優勝パレードで熱気に包まれた広島市内。パレードを見てから参加されたという方もいらっしゃいました。セミナー1では、薬剤師・鍼灸師、またAEAJ認定アロマテラピーインストラクターとしてご活躍中の橋本和也先生に「自然治癒力を高める呼吸・睡眠法!~今日からできる簡単セルフケア」と題しご講演いただきました。健康と美しさを手にいれるためには正しい呼吸と睡眠方法が必要で、特に就寝中は鼻呼吸が重要とのこと。また腹部・足首を温めることで快適な睡眠環境を作ることが出来るそう。サージカルテープを使って簡単にできる鼻呼吸の実践方法や、おススメの身体の温め方法もご紹介いただき、参加者の皆さんもさっそく家で試して見ようと話されていました。



橋本和也 先生


<参加者の声>

  • ・自然治癒力の大切さを勉強できました。
  • ・呼吸と睡眠の重要性が良くわかりました。くるぶし靴下、早速試してみます。
  • ・先生がユーモアも交えつつ楽しくお話し下さったので、集中して聴かせていただきました。

  • ■沖縄会場

2016年11月11日(土)会場:沖縄コンベンションセンター(沖縄県宜野湾市)
参加者数:48名 /ハンドトリートメント協力スタッフ数:3名

 セミナー1では、鍼灸師・整体師でもあり、自然療法家としても活躍中の宮川明子先生に、「女性を生き生きとさせるリズミカルセラピー」と題しご講演いただきました。女性は本来、生理周期に応じて心身が変化するもの。例えば月経期はぼんやりして集中力が出ないことが自然の状態であり、この時期はきちんと心身をゆるめて(リラックスして)過ごすことが大切です。ところが現代では「自然のリズム」に沿えない生活習慣に陥りがち。きちんと自分の身体の「自然のリズム」を理解しそれぞれの時期に応じて過ごすことで、PMSなど女性特有のトラブル解消に役立つとのこと。セミナーの中では、参加者の皆さんに精油の香りを「嗅ぐ前」「嗅いだ後」とで前屈運動していただき、香りの効果を体感していただきました。「女性ホルモンは心身に影響を及ぼすだけではなく、上手に付き合う事で女性を助ける味方になります」。宮川先生の力強くて優しい言葉に勇気づけられたセミナーとなりました。


宮川明子 先生

  • <参加者の声>
  • ・あらためて「身体を整える」という事を考えました。ありがとうございます。
  • ・興味がある話題で、とても納得できました。
  • ・理論だけでなく具体的な使い方も紹介していただき役に立ちました。


■鹿児島会場
2016年12月4日(日)会場:NCサンプラザ
参加者数:88名 /ハンドトリートメント協力スタッフ数:2名


 鹿児島会場ではあいにくの雨模様にもかかわらずたくさんの方にお越しいただきました。セミナー1では日本初のハーブ専門外来を開設された入谷栄一先生に、「現代医療と自然医療の融合 医療現場でのハーブの可能性」と題しご講演いただきました。医薬品とメディカルハーブとの違いや健康目的で使用するための基礎知識、それぞれのハーブの作用や特徴、具体的な活用例など、現場事例や学術データを交えながら教えていただきました。風邪の流行るこの時期にピッタリな予防として、紅茶で代用した葛根茶の作り方も動画を交えながら教えていただきました。また、健康のための食生活に関しては、7色に部類された「レインボーフーズ」についてのご紹介もありました。メディカルハーブのいろいろを幅広く学ぶことのできるセミナーでした。


 
入谷栄一 先生

<参加者の声>

  • ・実際の医療現場でのハーブ活用を知ることが出来てよかったです。

・医薬品との違いや、ハーブは安全性優位という事が良くわかりました。
・自家製葛根湯、ぜひ自宅で作ってみたいと思いました。


■セミナー2 調香セミナー

 セミナー2では全会場共通で「調香(ブレンド)の方法と実体験~香りのブレンド、無限の可能性~」と題し調香セミナーを開催いたしました。堀田龍志先生に名古屋・沖縄会場を、寺嶋有史先生には広島・鹿児島会場をご担当いただきました。プロの調香師から学べる貴重な機会とあって毎回ご好評をいただきました。思い通りの香りになった方も予想外の香りになった方も、周りの参加者たちと感想を伝えあいながら和気あいあいと調香に臨まれていました。調香において重要なのはイマジネーション。例えば広島会場ではブレンドテーマを「広島東洋カープ」とされた方もいたり、皆様それぞれの調香体験を楽しまれた様です。


堀田龍志 先生


寺嶋有史 先生
 
■ハンドトリートメント体験コーナー

 AEAJの新資格「アロマハンドセラピスト」PRも兼ねた体験コーナーを全会場に設置いたしました。どの会場でもすぐに定員が埋まってしまうほどの大盛況でした。スタッフとしてご協力いただいた現地のAEAJ認定アロマセラピストの皆さま、本当にありがとうございました。

 会場によっては、思うようにスタッフが集まらず定員数が少なくなる所もありました。2017年度は「アロマハンドセラピスト」をお持ちの方々もご応募いただけます。皆さまぜひご応募ください。