アロマテラピー検定 公式テキスト2級
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13第1章 香りに親しむ この体験を上手に行うコツは、遊び心をもって行うことです。香りを楽しみながら、 好奇心をもってイメージを広げていくことです。いつの間にか精油への理解が深まり、より身近なものとなっていきます。イメージは、行うたびに変わってくるかもしれません。人によっては大きく異なるかもしれません。しかし、それぞれの体験の中に共通するイメージが存在する可能性もあります。もしそれがあるとしたら、その普遍的な要素は、その精油の香りの質であり、特性とみることができます。また一方で、個人特有のイメージだとしたら、個人の忘れていた記憶や感性を開く鍵であるかもしれません。 精油の香りのイメージ体験を深めていくことで、漠然と嗅いでいた香りに対しても、より敏感になります。香りの素晴らしさは、言葉で表現することはできませんが、香りに意識を向け、注意を固定化することで今まで見過ごしていた部分にも気づくようになります。この体験を重ねながら、精油の特徴を理解し、より身近なものとしてください。

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