2014.12.18

地元になくてはならない
ショップをめざして。

プロフィール

川野裕子さん

大阪

  • アロマショップ経営
  • アロマテラピーインストラクター

20歳でアロマテラピーアドバイザー、22際でアロマテラピーインストラクター取得。25歳の時にアロマショップを開業。

「何もできない」という思い込みを
変えてくれたもの

学校を卒業してホテルに就職しましたが、勤務時間が不規則で体調を崩し、3カ月で退社。将来を考え直し、アロマテラピーの資格は仕事に繋がるかなと考え、勉強を始めました。アロマテラピーアドバイザー資格を取って京都のアロマショップで働き始めてからは、アロマについて同僚やお客さまと話すことが楽しくて。日々接客をする中でも新しい学びがあり、「成長しているな」と実感できました。最初の就職に失敗し、「自分は何もできない」と思い込んでいましたが、アロマを学んで別の道を歩みはじめたことで、私自身変われたのだと思います。

商品を仕入れるときは、
お客さまの顔を思い浮かべながら

結婚を機に、自宅の1階にアロマショップを開きました。最初は失敗もありましたね。京都のショップでは若い女性を中心にナチュラル系のコスメが売れていたので、ここ(東大阪)でもコスメに力を入れた品揃えにしましたが、売れるのは主婦の方を中心にアロマテラピー関連のものがほとんど。また、近所のデイケアセンターの方が「認知症予防に」とアロマスプレーをまとめて買っていかれたりもします。最近ではお客さまの顔を思い浮かべながら仕入れをするので、そうした失敗もなくなりました(笑)。

「誰かの人生に関わっている」と
思える瞬間がある

このお店で初めてアロマに触れた人が、その後も訪れてくれるとうれしいですね。近所に住む男性の方が不眠に悩んで来店され、3年ほど通い続けてくれています。最初はラベンダーの精油で「眠れるようになった」とアロマを気に入っていただき、「お風呂に入れてみようかな」「部屋でも焚くようになった」など、生活の中に取り入れていく様子を伺うと、その人の人生をちょっと変えられたかな、と思えたりします。
ショップをやっていくうえで、地域の皆さんには本当に助けられています。子どもを保育園に迎えに行くときはお客さまに待ってもらったり、近所の方が「お客さん来てますよ」と電話をくださったり。恩返しする意味でも「地元になくてはならないショップ」と思っていただけるように、これからも頑張ります。

親子で楽しめるアロマレッスンを
開催していきたい

いま第2子を妊娠中ですが、子どもには小さいうちからアロマに親しませてあげたい。長女には3歳の頃から芳香浴をしたり、タッチングをしたりしていますが、香りに対する反応がどんどん敏感になっているので、感性豊かに育ってくれているのかな、とうれしく思います。今後は、アロマテラピーインストラクターの資格を持つ友人と一緒に、幼稚園などをまわって子どもたちに香育をしたり、ショップでの親子向けアロマレッスンも増やしていきたい。いつか、AEAJの認定スクールになるのが夢です。

※記事はすべて取材当時の情報です。

プロフィール

川野裕子さん

大阪

  • アロマショップ経営
  • アロマテラピーインストラクター

20歳でアロマテラピーアドバイザー、22際でアロマテラピーインストラクター取得。25歳の時にアロマショップを開業。

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