アロマテラピーを学ぼうと思ったのは、第一子を授かった後のことでした。妊娠中の急激な体重の増加とそれに伴う身体の変化で、自分が自分でなくなってしまうような不安を覚えました。出産後も元の体型に戻るのか心配で、タレントとして復帰できるのか精神的にも落ち着かなくなって……そんな時、ふとアロマショップに入って「ああいい香り」と思った瞬間、すごく安心した気持ちになれたんですね。子どもの頃好きだった、刈りたての芝生のにおいや、小学校の通学路に咲いていた金木犀の香りを思い出してほっとする気持ち、そんな感覚に似ていました。仕事もお休みして時間にも余裕が出来たので、この機会にアロマテラピーをちゃんと勉強して失いかけた心と身体のバランスを取り戻したい、と思ったんです。

以来、アロマは「お守り」のような形で毎日の生活に溶け込んでいます。朝起きて、何か行動を始める前に「よしっ」と気持ちを引き締めるために香りを嗅いだりしています。子どもたちと一緒に宿題をする時などにもアロマを焚くんですよ。眠気が襲ってきたらペパーミントなど、勉強に集中させる香りを使います。風邪かなと思った時は、呼吸器系に作用する精油を植物オイルで希釈して、胸のあたりにすり込んでみたり。薬にはなるべく頼らないようにしています。薬を飲み続けると、やっぱりどこか身体のバランスを崩してしまう気がするんですよね。何かを治すかわりに、どこかに負荷がかかってしまうというか。食事もなるべく自然のものを取り入れるようにして、家族の健康にも気を配っています。最近では、お味噌も手作りしているんですよ。

アロマテラピーをはじめてから、シンプルに生きることの心地良さを知りました。精油が1本あれば、ストレスケアにも、育児にも、いろいろなことに活用できるので、自然とモノが減っていくのです。そうしているうちに「同じようなものがあるなら、それでいいよね」とか、欲張っていたものがどんどんそぎ落とされて。「これがないとダメ」というのではなく、「これでも代用出来るんじゃない?」という考え方ができるようになったんです。そう考えると、本当に必要なものってそれほど多くないんだなということに気づいて。モノへの依存から解放されたら、すごく楽に生きられるようになりましたね。

アロマテラピーがもっと世の中に浸透して、身近なものになるようにお手伝いできたらいいなと思っています。例えば、親子で楽しめるようなイベントにアロマテラピーを取り入れたり、ご高齢の方のための施設でハンドトリートメントを行うような活動がいつか出来るようになれたら。アロマテラピーは、植物本来の力がダイレクトに感じられて、本当に元気をもらえる気がするんです。これから子どもが大きくなっても一緒に遊べるように、ずっと元気でいたいので、アロマテラピーに早く出合えて良かったなと思っています。

AEAJ 公益社団法人 日本アロマ環境協会

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